フィルムアート社編集部編
『キュレーションの現在 アートが「世界」を問い直す』
フィルムアート社、2015年
刻々と変わる、アートにおける「キュレーション」の意味、キュレーターをめぐる状況。
第一線に立つキュレーター、批評家、アーティスト、研究者が、アートの〈現場〉をクリティカルに切り取る!
さまざまな領域で使われるようになり、広く知られるようになった「キュレーション」という言葉。アートの世界でも学芸員に限らず、インディペンデント(独立系)のキュレーター、アーティストや批評家によるキュレーション、国際展や地域のアートプロジェクトの活性化、ゲスト・キュレーター制の浸透といった状況の変化により、方法も担う役割も多様化してきました。
本書はゼーマン以後のキュレーションの歴史から始まり、まさに「いま」最前線を走っている方々の、生の声を収録した一冊となっています。本書に集められた言葉は、キュレーションの「いま」を表すだけでなく、必然的にその未来の行方を指し示すものとなるでしょう。
(フィルムアート社HPより)