「アートにおける「バラック」を「BARRAK」で考える」7月29日(土)
7月29日(土)18時~ 20時 土屋誠一准教授が講師を務めます。
アートにおける「バラック」を「BARRAK」で考える
講師:土屋誠一
講師:土屋誠一
日時:2017年7月29日(土)18時-20時
場所:BARRAK(沖縄県那覇市大道35-5)
駐車場はありません
入場料無料(1ドリンクオーダーをお願いします)
場所:BARRAK(沖縄県那覇市大道35-5)
駐車場はありません
入場料無料(1ドリンクオーダーをお願いします)
「BARRACK」のコメント:
沖縄で活動を開始した共同制作スペース「BARRACK」は、2014 年に活動をスタートし、2017 年7 月から、新しいスペースを運用開始します。これまでの活動を振り返りつつ、これからの新しい展開に全力をつくすために、スペースの名前である「バラック」にちなんで、その美術史的コンテクストについて、美術批評家の土屋誠一さんをお招きし、レクチャーイヴェントを開催します。
講師よりの概要説明
「スペースがオープンしてから、BARRACK の活動を追ってきましたが、このスペースの名前がずっと気になっていました。すれっからしの美術批評家からすれば、その名称は大正時代の「前衛」の人々がかかわった「バラック装飾社」を想起するからです。世界全体が不安定な情勢である今日、関東大震災というカタストロフィを引き金としてスタートした「バラック装飾社」は、短命ではあったものの、この時代に芸術が何ができるかを考えるために、表現ジャンルを横断した、集団(コレクティヴ)的活動を展開する上でのヒントが多く含まれていると思います。「バラック装飾社」に参集した、今和次郎、吉田謙吉、あるいは「MAVO」を率いた村山知義らの仕事を振り返りつつ、美術、建築、演劇といったジャンルの横断と、危機的状況下において表現活動をいかに展開させるか、その可能性について考えたいと思います。」(土屋誠一)
土屋誠一
1975 年生まれ。美術批評家、沖縄県立芸術大学准教授。著書(共著)に、『現代アート10 講』、『批評 前/後 継承と切断』、『拡張する戦後美術』など。
https://ja-jp.facebook.com/barrack.203/