2015年9月25日金曜日

第11回芸術学専攻教養講座が開講します!

本年度も芸術学専攻教員による教養講座を開講致します。


「芸術学」という言葉から、みなさんはどのような学問を思い浮かべるでしょうか。この教養講座は、「芸術学」という魅力ある学問をひろく一般の皆様に知っていただくため毎年開講しているものです。第11回となる今年も、芸術学専攻の教員が幅広いジャンルから講座を提供いたします。ぜひお気軽にご参加ください。


「第11回芸術学専攻教養講座」

日程:【第1回】平成27年10月9日(金)
   【第2回】平成27年10月16日(金)
時間:18001930  入場無料(どなたでもご参加いただけます)
会場:沖縄県立芸術大学 首里当蔵キャンパス 附属図書・芸術資料館 多目的室
問い合わせ:芸術学専攻 tel098-882-5070 mailgeijutsu@okigei.ac.jp




*講座案内*

第1回 平成27年10月9日(金)
1930年のユートピア的郊外」講師:喜屋武 盛也(きやたけ もりや)

 文明批評家土田杏村は『文明は何処へ行く』(1930)において都会と田舎の問題を論じ、都市が縮減して至るところに郊外が広がるイメージを叙述しました。従来の研究では、この記述は杏村の個人的な夢想であると判断されてきましたが、そうした夢想を生み出した背景には、「分散主義都市理論」というものがあると考えられます。分散主義都市理論は大都市の環境悪化や関東大震災を踏まえて提唱され、都市の集中・拡大に歯止めをかけて生活圏を分散させることを唱えました。当時こうした理論を展開していた石原憲治の議論をみながら、杏村の文明論を読み直したいと思います。

講師略歴:芸術学専攻准教授。 専門は美学、芸術学。20世紀の文化哲学や美学について研究しています。西村清和編『日常性の環境美学』(勁草書房)、神林恒道編『京の美学者たち』(晃洋書房)などの本に分担執筆しています。




第2回 平成27年10月16日()


「韓国の映像作品と文学」  講師:金 惠信(きむ へしん)


 日本でも韓国のテレビドラマや映画が多く見られるようになり、ファンも多いです。歴史の中の人物の壮絶な人生と頑張り、ドラマチックで純粋な恋模様、どこにでもある家族のなかの葛藤や温かさが、見る人の経験や願いにつながり、作品の中に共感するものを見いだすことができます。その台詞や構成には文学作品が巧みに取り入れられていたりします。現実を生きる適温のパワーを与える役割をする、韓国ドラマと映画の中の文学について話します。

講師略歴:芸術学専攻准教授。専門は東洋美術史、アジア近現代美術史。 映像とポピュラーカルチャーなど、表象文化論全般について研究しています。著書に『韓國近代美術研究ー植民地期「朝鮮美術展覧会」にみる異文化支配と文化表象』(ブリュッケ)や『現代韓国美術における女性と表現―ユン・ソクナムの「作業」』(中世日本研究所)などがあります。








土屋准教授出演予定!美術講座「石田尚志の源流を読む」開催のお知らせ

現在沖縄県立博物館・美術館で開催中の展覧会「石田尚志 渦まく光」展にあわせ、
本専攻の土屋誠一准教授が下記のような講座を担当します。

石田作品を鑑賞するための補助線をいくつか提示したいと思いますので、どうぞご参集ください。

 石田尚志 渦まく光 

       Billowing Light:ISHIDA Takashi 関連催事

美術講座「石田尚志の作品の源流を読む」


日時:2015年9月26日(土) 14時~15時半

場所:沖縄県立博物館・美術館 美術館講座(当日先着50名) 入場無料

講師:土屋誠一(美術批評家/沖縄県立芸術大学准教授)




石田尚志の作品は、「動く絵画」です。彼の作品には先端的な技術も使われていますが、その源流には美術および映像史上の、様々な先例を見て取ることができます。石田の作品は、20世紀前半の「前衛」の様々な試みを、今日においてアップデートするものであるといっても過言ではありません。本講座では、石田の作品から出発して、過去の様々な作品やその思想を考えることで、石田尚志という作家による作品を、より立体的に観ることを目的とします。


講座の詳細は沖縄県立博物館・美術館の展覧会情報をご覧下さい。
http://www.museums.pref.okinawa.jp/art/topics/detail.jsp?id=1460







2015年9月2日水曜日

土屋誠一准教授寄稿書籍『日本美術全集 第19巻 拡張する戦後美術(戦後~1995)』刊行!

表題の書籍が刊行しました!
本専攻土屋誠一准教授が写真に関するコラムと幾つかの作品解説を寄稿しています。


椹木野衣 編 
『日本美術全集 第19巻 拡張する戦後美術 (戦後~1995)』
小学館、2015年



概要
日本美術全集配本17回に当たる『拡張する戦後美術』では、1945(昭和20)年から1995(平成7)年の間に制作・発表された美術、200点強を取り上げている。現代美術や、印刷および複製技術の進展と普及によって飛躍的に流布した写真、デザインに加え、純粋な美術としてとらえられてこなかったマンガや特撮美術も、わが国ならではの戦後美術を代表する表現として、進んで取り上げた」(「はじめに」より抜粋)と氏がいうように、おそらく従来の美術全集におけるラインナップ、また私たちがこれまで抱いていた“戦後美術”のイメージから大きく冒険を果たした構成となっている。
(以上、小学館HP参照)


*書籍の詳細については以下のリンクをご参照ください。